5か月ぶりにＤＩＣ川村美術館に行ってきました。

緑に包まれたアプローチを通ると、豊かな水を湛える池と、柔らかな景観の美術館が

現れます。

1991年に「建築業協会賞」を受賞したこの建物には、大きさや意匠の異なる11の展示室があり、それぞれ異なった魅力があります。

どの展示室も作品解説パネルをおかず、作品保護のための結界も目立たないように設置されているので、自分と作品と空間が一体となった感覚を味わえるのが魅力です。

一点の作品とじっくり向き合える「レンブラントの部屋」や、
仄かな光の中でシーグラム壁画に包み込まれる「ロスコルーム」が有名ですが、
定期的に開催される企画展も毎回素晴らしいです。
企画展の展覧会図録は、装丁も、収められている写真も構成も、毎回購入して家に飾りたくなるくらい素敵なので、手元に写真を残したい方にはお勧めです。

最後に、里山の地形を生かした約3万坪の庭園で撮影した写真をいくつかご紹介します。

美術館の休館が決定しているため館内はいつもより混雑していましたが、それでも、建物の中にも外にも、ゆっくりできる空間がたくさんあり、朝から夕方まで一日気持ちよく過ごすことができました。
ぜひ、この場所で存続して欲しいと願っています。

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